2013年7月9日火曜日

「テルマエ・ロマエ」♨

1年以上、妹から借りっぱなしになっていたマンガ『テルマエ・ロマエ』を読みました。
これが予想以上に面白くて(^o^)


「テルマエ」とはラテン語で「(公衆)浴場」のこと。
なので、「テルマエ・ロマエ」「ローマの浴場」という意味だそうです。

 主人公は古代ローマ時代の浴場設計技師…つまりお風呂職人のルシウス
(古代ローマでは風呂文化が発達し、公衆浴場はさながら日本の銭湯のようでした)

ある日、ルシウスは排水口に吸いこまれ現代日本の銭湯にタイムスリップ! (原作と映画↓)



そこで見た日本の素晴らしい風呂文化を古代ローマに持ち帰り、大活躍します☆
(富士山の絵をヴェスビオス火山に変えて飾ったり、シャンプーハットを作ってみたり、フルーツ牛乳を流行らせたり・・・(^_^))

こうして時空を超え、お風呂を通じてローマと日本を行き来できるようになったルシウス。
ローマでの浴場作りに行き詰ると、「平たい顔族(かおぞく)と呼ぶ日本人からヒントを得るのです。

各章末に著者ヤマザキマリさんのコラム(「ローマ&風呂、わが愛」)もあり、お風呂とはこんなに深いものだったのか~と、好奇心が大いに刺激される作品です(^^♪

ちなみに、映画も笑えます。
ローマ人役を演じた日本の“濃いメン”たち(阿部寛、市村正親、宍戸開、北村一輝…)が西洋人と混じってもまったく違和感なし!(^◇^)     


作者のヤマザキマリさん自身、小さい頃から妹さんと二人だけで銭湯に通っていたそうです。
お父様を早くに亡くされ、お母様も仕事で忙しかったため、銭湯で世話をしてくれたのは番台のお婆さんでした。
昔は買物するにしても必ずお店の人との会話がありました。
人との交流が少なくなった今、 職業も肩書きも関係なく、無防備な状態(真っ裸)でみんな一緒に入る銭湯は究極の「コミュニケーションの場」
日本がどんなに近代化しても、銭湯だけは今も昔のままの異空間なんです。
とヤマザキさんはいいます。(NHK Eテレ「グレーテルのかまど」2013.5.24)

かつて寂しかった姉妹の心をあたためてくれた銭湯とそこに集まる人々
そして、「今も日本人の中にある“古き良き日本の心”を忘れてほしくない」…そんな思いをヤマザキさんはこのマンガに託しました(*^_^*)

これまで世界中を旅し、暮らしてきた経験のあるヤマザキさんだからこそ、日本の良さを外側から見つめて描けた作品なんだなぁと感じました。
                        
番台、美輪さんの心洗われる「美話」が名物の「美輪乃湯」♨
こんな銭湯行ってみたい(^o^)♡
(NHK Eテレ「美輪乃湯」 2012.8.8)
 番組情報→http://www4.nhk.or.jp/miwanoyu/
☆「マンガ大賞2010」、
「第14回手塚治虫文化賞短編賞」授賞
http://natalie.mu/comic/news/29206 

2013年6月23日日曜日

@ノ” 「でんでんむしのかなしみ」

今年は雨空に咲く紫陽花がとりわけ美しく感じられました
そこで、本日はでんでんむしの童話をご紹介します 。。。。@ノ¨


* * * * * * *
「でんでんむしのかなしみ」  新美南吉
いっぴきの でんでんむしが ありました。
ある ひ その でんでんむしは たいへんな ことに きが つきました。 
「わたしは いままで うっかりして いたけれど、わたしの せなかの からの なかには かなしみが いっぱい つまって いるでは ないか」
この かなしみは どう したら よいでしょう。 
でんでんむしは おともだちの でんでんむしの ところに やって いきました。 
「わたしは もう いきて いられません」 と その でんでんむしは おともだちに いいました。 
「なんですか」 と おともだちの でんでんむしは ききました。 
 「わたしは なんと いう ふしあわせな ものでしょう。わたしの せなかの からの なかには かなしみが いっぱい つまって いるのです」 と はじめの でんでんむしが はなしました。 
すると おともだちの でんでんむしは いいました。
 「あなたばかりでは ありません。わたしの せなかにも かなしみは いっぱいです」 
それじゃ しかたないと おもって、はじめの でんでんむしは、べつの おともだちの ところへ いきました。 
すると その おともだちも いいました。
 「あなたばかりじゃ ありません。わたしの せなかにも かなしみは いっぱいです」 
そこで、はじめの でんでんむしは また べつの おともだちの ところへ いきました。 
こうして、おともだちを じゅんじゅんに たずねて いきましたが、どの ともだちも おなじ ことを いうので ありました。 
とうとう はじめの でんでんむしは きが つきました。 
「かなしみは だれでも もって いるのだ。わたしばかりでは ないのだ。わたしは わたしの かなしみを こらえて いかなきゃ ならない」 
そして、この でんでんむしは もう、なげくのを やめたので あります。

* * * * * * *

新美南吉(1913-43)さんといえば、国語の教科書にも載っていた「手ぶくろを買いに」「ごんぎつね」が有名ですよね。(今年は生誕百周年!)

こちらの「でんでんむしのかなしみ」は美智子皇后さまが子どもの頃、ご家族に読んでもらった童話として話題になりました。
インドで開かれた国際児童図書評議会世界大会(1998年)の講演では、「何度となく、思いがけない時に私の記憶によみがえってきました」 とお話しされています。
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/ibby/koen-h10sk-newdelhi.html

たったこれだけの短いストーリー。。。
とはいえ、一度読めば困難に直面した時の心の持ちようが
大きく変わってくるような作品ではないでしょうか。

大人はもちろんのこと、幼児~大学生まで、これから社会に羽ばたく若者のみなさんにぜひ読んでいただきたいお話です(^_^)/

『でんでんむしのかなしみ』 
(新美南吉/作 井上ゆかり/絵、にっけん教育出版社、2005年)

↑他にも何冊か絵本が出ているのですが、こちらに収載されているもう一つの童話、「きょねんの木」も心あたたまる内容です。

2013年6月10日月曜日

「宇宙につながると夢はかなう」

以前書いた『ザ・シークレット』に引き続き、またまたすごい本を教えていただきました♪
『宇宙につながると夢はかなう』! 
 (浅見 帆帆子、2009年、フォレスト出版)


一言でいうと、私たちのまわりで起こっていることはすべて自分で引き寄せていということ。

目に見えるモノ、見えないモノ・・・モノにはすべて波動があってそれぞれが振動しています。
波動の特徴とは、その振動数と同じものを引き寄せること。
(ラジオを聴く時、その局の周波数に合わせるのと同じ☄)
そのため・・・
あながたワクワクする夢に向かい始めた途端、宇宙は全力で力を貸してくれます。… 
夢を一度強く思ったあとは、それだけに執着しないで手放してください。
忘れてしまうほど安心して手放せたとき、夢は実現します。
     
執着し始めると、人間は知らないあいだに心配を始めます。…
不安や恐れは、知らないうちに思いが強くなるので、実現がますます遠ざかります。
 ~*:..。~o○ ~☆゜~・:, 。~*:..。~o○☆~

そして、この本にはシンクロニシティのことが詳しく書かれています。
シンクロニシティとは、身のまわりに起こる「偶然の一致」。

例えば、自分が知りたいなぁと思ってたことがちょうどテレビや新聞に出たり、気になっていた友人からたまたま連絡があったり…そんな偶然ってないですか?

このようなシンクロニシティも、実は自分の意識(波動)が正確に引き寄せたものだといいます。

だから、シンクロニシティが起こる時はタイミングが良くなっている証拠↗☆ 
「その方向でいいんですよ」という宇宙からのお知らせなんだそう(*^_^*) 

自分の意識が宇宙とつながっている!と感じるようになると、シンクロニシティは大小問わず毎日のように起こり始めます。

特に、どうしようかなぁ…と思っていることがあると、その答えやヒントを宇宙がシンクロニシティを通して知らせてくれます。

大切なのは、恐れずにキャッチした通りにやってみること!
すると、宇宙はもっとはっきりとした形で答えを教えてくれるようになります☽

さらに、シンクロニシティを参考にして何かを決めると、あとになってからも「これにしてよかった♡」と心から思える結果になるそうですよ(*^^)v

イライラしていたり、心が不平や不満などのマイナスでいっぱいの時には、シンクロニシティは起こりません(>_<) (⇒波動の質が下がるため↘ )
なので、シンクロニシティは今の自分の状態をチェックするバロメーターになります(^_-)-☆

昨年(2012.5.21)の金環日食☀
でのシンクロ?! (知人より)
 ~*:..。~o○ ~☆゜~・:, 。~*:..。~o○☆~

このように、私たちが普段何気なく目や耳にしたこと、ふと思いついたこと、たまたま心に残ったこと、シンクロニシティとして起こること、自分の本音自然の流れで起こる変化、動きがなく「待つ」時期、眠っているあいだのさえも、すべてが「偶然」ではなく今の自分にとって必要な宇宙からのメッセージなんだそうです。

何より素晴らしいのは、宇宙とつながるのに特別な方法は要らないということ。
あなたの助けになる宇宙からの情報は、誰にでも平等にやってきます
現象としてきちんと目の前に現れ、慣れてくると絶妙のタイミングでそれを実感するので、今の自分を信頼してください。
もちろん特殊な修行など一切不要! 
私たちがそれに「気付く」かどうかだけ!
さぁ、いつやる? 今でしょ!(^^♪ 

2013年6月1日土曜日

-だけど+!

今日から6月ですね。
早くも梅雨入りしましたが、みなさまお元気でしょうか?

今週は仕事でイギリス(ロンドン)出身、来日3ヶ月の方とお話しする機会がありました。
「イギリスが恋しくない?」 と聞いたところ、こんな答えが(↓)。
「もちろん家族、友達、食べ物・・・イギリスの全てが恋しいさ。
でも、恋しいって思えるって幸せなことだよね
もしも恋しいって全く感じなかったら、それは悲しいこと。
だから大丈夫。今は新しい変化を楽しんでるよ」
恋しく思えるって実は幸せなこと。
今までそういう風に考えたことがなかったので、なんだかジーンと心にしみ入りました(*^_^*)

私たちは日頃、表面的なこと(例えば「恋しい」「悲しい」etc…)に捉われがちで、その裏に隠れている“本当の意味”を見逃しているのかもしれません。
マイナスに思えることも実はプラス

これは大切な何かを失った時にも当てはまりますよね☆

かの有名なシェイクスピアも、この世は「"appearance"(見せかけ) と "reality"真実)」 だと言っていますφ(. .)
つまり、目に見えているこの世界の物事は単なる見せかけで、真実は目に見えないところにあるということ。

一期一会のご縁ですが、大事なことに気付かせてくれる出逢いに感謝です♪

  出逢い
  そして感動
  人間を動かし
  人間を変えてゆくものは
  むずかしい理論や
  理屈じゃないんだなぁ
  感動が
  人間を動かし
  出逢いが
  人間を
  変えてゆくんだなぁ……

     by 相田みつを 
   トイレ用日めくり 「ひとりしずか」より

2013年5月25日土曜日

希望

SOMETIMES IT'S ONLY A LITTLE THINGS 
THAT GIVES US HOPE…
PEANUTS by Charles M. Schulz

ときにはほんのちょっとしたことが
僕らに希望をあたえる・・・
(谷川俊太郎 訳) 




こちらは私のお気に入り (●)´`・)♡

3.11直後、スヌーピーの公式サイトで販売されたチャリティーTシャツ用のイラスト&メッセージです。
(上は携帯用のデコメ素材より)

スヌーピーの漫画『ピーナッツ』は全て谷川俊太郎さんが訳されているんですよ。
時々、哲学的な深~い台詞もあったりして・・・

50の名言を集めた『スヌーピーたちの人生案内』(2007、主婦の友社)という本も出ています(^_^)/

他にも『スヌーピー こんな生き方探してみよう』(2005、朝日文庫)や、『悩んだときに元気が出るスヌーピー 』(2009、祥伝社新書)など…まだ読んでないのですが気になります♪

2013年5月14日火曜日

レミゼ♫

こども世界名作童話
(ポプラ社)
先月、やっと念願の映画「レ・ミゼラブル」を観ました。
(終了間近だったので、ギリギリすべり込みセーフ(^^)v)

「レミゼ」って昔、『ああ無情』 という題名でしたよね。
小学生の頃に本を読んだことがあるのですが、内容はまったく記憶なし・・・(^_^;)

箒を持つコゼットの挿絵
原作はヴィクトル・ユゴーというフランスの作家が約150年前に書いた長編小説。
1862年刊行なので昨年が150周年!)

日本でも1902年(明治35)~1年間、「万朝報(よろずちょうほう)」 という新聞に『噫(ああ)無情』 と題して連載されたそう。
それ以来、大人から子どもまで長い間親しまれています。


今回観た映画は1985年~今も上演されているミュージカル舞台を映画化したもの。
そのため、映画でも台詞のほとんどが歌になっています♪♪♪(舞台と同じ歌♪)

そしてこの映画、歌もストーリーも演技も何もかも、すべてが素晴らしかったです\(^o^)/☆

様々な人生が交錯する中に、この世のあらゆるがぎゅっと詰まっている感じがしました

飢え、貧困、貧富の差、虐待…そんな過酷な環境を生き抜く民衆たち。
彼らの懸命さ勇気を思うと、恵まれた私たちこそ頑張らねば!と希望をもらえる作品です。


映画に出てくる歌は本当に全部良かったのですが、一番印象に残った歌といえばやっぱりこの3曲でしょうか♪♪♪

民衆の歌 The People's Song 
http://www.youtube.com/watch?v=PTLwzuQuRsw
(…圧政に蜂起で立ち向かった学生や民衆たち。パリの街角で今まさに革命が始まる)

夢破れて I Dreamed A Dream - Anne Hathaway
http://www.youtube.com/watch?v=dmHcDWrMH-8
(…娘を養うために体を売ったフォンテーヌ。虚しさと悲しみが溢れ出ます)

オン・マイ・オウン On My Own - Samantha Barks
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=KCPoIsi8m08&feature=endscreen
(…届かぬマリウスへの想い。夜の街を彷徨いながら歌うエポニーヌ)


今年2月にアメリカで行われた第85回アカデミー賞では、
助演女優賞  (アン・ハサウェイ)
メイクアップ賞
録音賞
と見事3部門を受賞✧

今度機会があれば、ぜひ舞台も観てみたいです♡
(よく見かけるこのポスターは上の挿絵「箒を持つコゼット」のお顔だったのですね~)


ところで、「レミゼ」は主人公ジャン・バルジャンがたった1つのパンを盗んだ罪で19年間投獄されるところから始まりますが、その1世紀近く前を生きた王妃マリー・アントワネットは「パンがなければケーキを食べればいいのに」 と言ったとか言わないとか…

世界史が苦手な私。
民衆(底辺)を描いた「レミゼ」と王室(トップ)を描いた「マリー・アントワネット」を比べて、そっちから勉強し直してみるのも面白いかもしれませんね✎

2013年5月1日水曜日

「それでも、生きてゆく」 ♪

EXILE ATSUSHIさんと辻井伸行さんのコラボ曲、「それでも、生きてゆく」 ♪
辻井さんからオファーを受けたATSUSHIさんは、移動中の車の中で曲を聞き、一気に歌詞を書き上げたそうです。
NHKの「SONGS」(2013.3.9)で見てとても感動しました☆☆☆☆☆

YouTube (by avexnetwork)~
         
それでも、生きてゆく         
EXILE ATSUSHI & 辻井伸行
夢がなくても 希望がなくても         
生きがいがなくても いつかみつかる…
          
悲しい事でも つらい事でも         
報われる日がくる そう信じている
          
小さな灯火(ともしび)を 消さない様にと         
肩をすくめながら 歩いてきたんだ
          
心に一筋の 光が見えてきた      
あきらめそうになって 涙が溢れて
          
光が涙を 伝い僕の心に        
優しく反射した そんな春の日
          
穏やかな風が 優しい旋律が       
ほのかな香りが 胸に迫ってくる
          
夢がなくても 希望がなくても       
生きがいがなくても いつかみつかる…
          
悲しい事でも つらい事でも        
報われる日がくる そう信じている
          
心に決めたのは 何があっても       
それでも生きてゆく

前にサザンの桑田佳祐さんが、
「すべての歌は悲しみがベースになってる… 悲しい時、なかなか笑顔になれないから、節をつけて叫んでみるとか… そういうことが音楽の正体なんじゃないかな」
(2013.3.16 朝日新聞 be フロントランナー)
と言っていたのを思い出しました。

今回発売されるCDのカップリング曲は「ふるさと」
(「うさぎ追~いし…」の♪)
この歌も前に「EXILE魂」(TBS 2011.1.22)で見て素晴らしかったです。

ゲストの美輪明宏さんからATSUSHIさんへのリクエスト曲だったのですが、ATSUSHIさんの生歌を聞き、あの美輪さんが涙しておりました(T_T)
(美輪さん、ATSUSHIさんからもらった「ふるさと」のCDを毎晩聴いているとか…(*^_^*)♪)

☆「それでも、生きてゆく」 … 詳しくはこちら↓  
~2013.5.1 シングル発売~
http://exile.jp/news/20130307.html

2013年4月26日金曜日

*How to コメント*

何人かの方から「コメントがアップできない・・・」というお声をいただきました。
これまで何度もチャレンジしてくださった方々… 本当にすみませんm(__)m
そして、ありがとうございます(*^_^*)

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⑥ 「公開」を押すとアップされます(^^♪


ブログをオープンして1年。。。やっとコメント機能が分かってきました(?!)ふぅ~(^_^;)
なにぶんパソコンがあまり得意でないもので、また不都合など出てきましたらいつでもお知らせくださいね(^o^)丿♡
これからもどうぞよろしくお願いいたします♪

2013年4月21日日曜日

「世界から猫が消えたなら」

『世界から猫が消えたなら』という本を読みました(^‥^=)~
「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 2013年本屋大賞」にノミネートされた本です。

最初は単なる猫好きの人が書いたにゃんこ本かと思ったら、、、
実は色々なことを深く考えさせられる小説で、笑いあり涙あり。。。と感動でした。


*  *  *  *  *  *  *

主人公は郵便配達員の“僕”30歳。 一匹の愛猫(キャベツ)との二人暮らし。
ある日、余命を宣告された“僕”の前に面白い悪魔(アロハ)が現れます。      
「はじめまして!」…「アタシ、悪魔っす!」
「アクマ?」     
「そう悪魔っす!」

その悪魔との取引きで、この世から何か一つ消す代わりに“僕”の命を一日延ばすことになり・・・
電話、映画、時計… 無くなってみて初めて感じること。
世界から電話が消えた。でもそれで僕は何を失ったのだろうか。 …
      
電話そして携帯電話の発明により、人はすれ違わなくなり、待ち合わせをする意味を失った。 
でも、つながらないもどかしさ、待っている時間の温かい気持ちが、あの震えが止まらないほどの寒気と一緒に僕の中で力強く残っていた。

“僕”は人生の残りの時間で大事なことに気付いていきます。
僕が生きてきたこの30年間、果たして本当に大切なことをやってきたのか。  
本当に食べたい物を食べ、会いたい人に会い、大切な人に大切な言葉を伝えてきたのか。
    
僕は母さんにかける一本の電話よりも、目の前の着信履歴にかけ直すことで目いっぱいになっていた。 …
      
目の前のことに追われれば追われるほど、本当に大切なことをする時間は失われていく。   
そして恐ろしいことに、その大切な時間が失われていることにまったく気付かないのだ。 
ちょっと時間の流れから離れて立ち止まってみれば、どちらの電話の方が自分の人生にとって重要なのかはすぐ分かることだったのに。
      
そして目の前に迫ってくる無数の本質的ではない物事に追われ続けた結果、人生の最期にこんなはずじゃなかったと嘆くのだ。

そして、悪魔が次にこの世界から消すと告げたもの。
それは「猫」。 “僕”の決断とは… (続く)

 *  *  *  *  *  *  *

本書のツイッターでは、
「何かを得るためには、何かを失わなくてはならない」感動的、人生哲学エンタテインメント!
とうたわれています。
(まさにその通り! でも哲学といっても軽快な文章でさくさく読めてしまいます(*^^)v)
https://twitter.com/seka_neko

☆『世界から猫が消えたなら』 (川村元気、2012、マガジンハウス)

(=^x^=) おまけ
昔飼っていた愛猫のユキ 
(1983.1.1撮影…もう30年も前!)
なわとび大~好き♡
今は天国にいます♪

2013年4月8日月曜日

“まほうのことば”

「純と愛」(NHK連続テレビ小説)がついに先月末で終わってしまいました(; ;)

私たちの心に直球で投げかけてくる台詞の数々は、まさに “まほうのことば”
それは、きっと作者が私たちに一番伝えたいこと☆

私はいつも本やテレビなどで心の琴線にふれた言葉をメモしているのですが、特に「純と愛」の後半は “まほうのことば”が満載でした~φ(. .)メモメモ

そんな「純と愛」語録より…


純(じゅん)
「私たちはもしかして、言うべきじゃなかったことを言ってしまった後悔と言うべきだった言葉を言えなかった後悔を、繰り返しながら生きているのかもしれない。
 だから、いつも自分の気持ちを隠さず、ちゃんと伝えよう」
(2013.1.26 (97)「えいえんのあい」)
 
「言葉は魔法の源で、人を癒したり、救ったりする力があるんだよ~」
(2013.2.13 (112)「まほうのことば」)
  
「世の中には、不完全な男と不完全な女しかいない。私の愛があなたを作り、あなたの愛が私を作る」
(2013.2.18 (116)「えんむすび」)
愛(いとし)
「俺だってめちゃくちゃ腹立ちますよ。神様いるのかって思いますよ。
でもね、人生はそんな説明できることばかりじゃないんですよ!
こんな理不尽なことばっかり起きてるんですよ!
    
一生懸命頑張っている人間が損をして、ずるして楽しているヤツがのうのうと生きてるんですよ!
だから、いじめとか、差別とか、戦争とか、そんなのがいつまで経っても無くならないんですよ!
それでも俺たちは諦めずに生きていくしかないんですよ。 …

愛するためですよ。自分の大切な仕事や自分の大切な人を愛して、愛して、愛して、愛していけば、笑顔を取り戻せるんですよ。
希望を取り戻せるんですよ。奇跡起こせるんですよ。そう思うことに決めました。今、僕は」
(2013.2.23 (121)「えんむすび」)
  
「よく分からないけど、心が言っている気がするの。
あんまり焦らないで、一日一日今日出来ることを積み上げた方がいいって」
(2013.3.4 (128)「あいのために」)

「愛くん、「信じる」って「人が言う」って書くんだよね。
だから、私はどんなに風が吹いても、どんなに雨が降っても、たとえ嵐や洪水になっても、どんなに不幸に襲われても、苦しさに耐えて血反吐を吐き、這いつくばってでも生きていく。
     
どんなに寂しくても、不安でも、どんなに人にバカにされても、自分を見失わず、明日は晴れると信じ、勇気と情熱と希望を持ち続ける。
このホテルと大切な仲間だけは、何があっても守ってみせる。絶対に失ったりしない。

そのためにも、もっともっと賢くなりたい。我慢強くなりたい。
母のように優しくなりたい。父のように純粋になりたい。
兄のように広い心を持ちたい。弟のように自由でいたい。
姉のようにたくましくなりたい。
おじいのように愛する人のために一生を捧げられるような人間になりたい。
強い者には決して屈せず、弱い者にはいつでも味方できる人間になりたい。

もう下を向かない。自分の出来ることを一日一日やり続ける。
自分の家を守る。家族を守る。自分の信じたことを伝える。
この世界から笑顔が無くならないように命を捧げる。

この空や海に比べれば、私たち人間は本当にちっぽけな存在かもしれないけど、でも、私たちは未来を変えることができる。より良い世界を作ることができる。
     
もう神様がいても頼らない。
奇跡を起こすのは神様じゃなく、私たち人間なんだから。
たとえ愛くんが、この世で一番大切な人が一生目覚めなくても、私は死ぬまで『待田 純(まちだ じゅん)』であり続ける、と決めた!」
(2013.3.30 (151―終―)「いきる」)


「純と愛」の作者は、ドラマ「女王の教室」や「家政婦のミタ」で話題を呼んだ脚本家の遊川和彦(ゆかわ かずひこ)さん。
遊川さんが「純と愛」に込めた思いとは…?

ぶつかりあって、愛が生まれる
遊川は今年、NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」を執筆している。
この作品で遊川が伝えたいのは、「人を生かすのは、人と人との絆」ということ。
絶望のふちにいる時、一人でも自分の事を本気で思ってくれる人がいれば、人は生きられる。
震災以降、何度も耳にするようになった“絆”を、あえて正面から掘り下げたいと考えている。 
また、この絆というテーマは、遊川の人生のテーマでもある。
徹底的にお互いをさらけ出しぶつかり合う中で生まれる相手を信頼する気持ち。それが遊川の背中を押してきた。
本気で相手の事を考えているからこそ、遊川は誰よりも真剣にぶつかって行く。
~NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」


2013年3月26日火曜日

「ザ・シークレット」

『ザ・シークレット』という本にすごいことが書いてありました。

人生には「偉大なる秘密」があって、過去の有名人(プラトン、ダ・ヴィンチ、シェイクスピア、ニュートン、ベートーヴェン、カーネギー、エジソン、アインシュタイン…)らは、みんなそれを知っていたというのです!!

その「秘密」とは…「引き寄せの法則」 (^o^)丿♪

この「引き寄せの法則」によると、私たちが何か考えたり、心に描いたことはすべて宇宙に放射され、それに関わるものや人が引き寄せられるそうです。
お金、人間関係、健康、この世界のことなど…すべて。

だから、もし自分を変えたいのであれば、自分の思考(波動)を変えればいいだけのこと。
今、考えている自分の未来が必ず形となって表れるそうです。


あなたの直感を信じなさい。宇宙があなたに霊感を与えているのです。宇宙が受け取りの周波数上であなたと交信しているのです。   
直感や本能で感じたときは、それに従いなさい。そうるすと、宇宙があなたの望んだものに向けて、あなたをまるで磁石のように引っ張ってくれるのです。(p.96)

この法則は自然の法則で、引力の法則と同じように誰にでも平等に働くといいいます。
私たちはただ「お願いする」「信じる」「受け取る」だけ(^_^)v (3ステップ!)

特に「信じる」ことは大切で、お願いしたことを既に受け取ったつもりになる(=信じる)と、
「引き寄せの法則」が必要な人々、出来事、状況を動かして入手できるようにしてくれます。
(心にイメージしたり、理想の写真を貼ったり…“視覚化”するとさらによい☆)

『どの様に実現するか』という部分は宇宙の役割です。宇宙はあなたとあなたの夢が最も調和して実現する一番の近道を知っているのです。(マイク・ドゥーリー p.139)  
一旦あなたが宇宙に委ねると、宇宙があなたにもたらしてくれることにびっくりし、感嘆するでしょう。まさに、ここに魔法と奇跡が起こるのです。(ジョー・ビタリー博士 p.139)

ただ、気をつけなければいけないのは、良いことだけでなく悪いことも引き寄せてしまうということ。

例えば、「ダイエットしなければいけない」ということばかり考えると、「ダイエットしなければならない」ことを引き寄せてしまうので、“完璧な体重”(目標とする数字)に意識を集中させると良いそうです。

また、「お金が不足している」ことにこだわるとお金はやって来ません。
「欲しいだけのお金がすでにある」と想像することで、お金を引き寄せられます。

病気や老化についても、世間一般で言われている否定的なメッセージは信じず、「健康と永遠の若さ」に気持ちを向けること。

それから、「世界の問題」に心を注いでも私たちには世界を救えません。
さらに問題を悪化させるだけでなく、自分たちの人生にまで否定的なものを引き寄せてしまいます。

それより、私たちの注意とエネルギーを「信頼、愛、豊かさ、教育、平和など」向けた方が良いそう。
マザー・テレサも生前、「戦争反対の集会には出席しません。平和のための集会を開くのでしたら、私を招待して下さい」と言っていました。


では、そもそも、どうしてこのような「引き寄せの法則」が起こるのでしょうか?

この世の全てのものはエネルギーで、私たちも同じエネルギーだといいます。
私たちは電気を送って欲しいものを自分に向かわせ、自分たちも電気を帯びて欲しいものに向かっているそうです(^^)/~~~

私たちと一体の宇宙。ただ一つのエネルギーの場。全ては一つ!(他人に否定的な思いを抱くと自分に戻ってくる理由はこれ)

そして、この宇宙には無限のアイディアが最初からあって、私たちがこの世に発見や発明として引き出すのを待っているらしいのです。
だから、私たちが望んでいるものはもう既に与えられているということ\(◎o◎)/!


宇宙はあなたの質問に対してずっと答えを出し続けているのです。
しかし、あなたがそれに気付かなければ、その答えを受け取ることができません。

周りのことに気付いて下さい。この瞬間にも、あなたは質問に対する答えを得ているのです。  
答えを得る方法は無限です。それは新聞の大きな見出しだったり、誰かの話を小耳に挟んだり、ラジオから流れてくる音楽の歌詞だったり、通り過ぎるトラックに書かれた会社名だったり、突然のひらめきだったりします。 
とにかく思い出すのを忘れないでください(Remember to remember)。 
気付いて下さい!(p.274-5)
この素晴らしい人生があなたの真の人生です。あなたに発見されるのをずっと待っていたのです。
これまで、あなたは人生は苦しいもので、闘わなければならないものだと思っていたかもしれません。そう思っていたが故にその様な人生になったのです。
今すぐ、「人生はとても楽だ! 人生は素晴らしい! いい物全てがどんどん自分にやってくる!」と宇宙に向かって叫んでください。(p.73)

この「秘密」の本、本当に驚くばかりです(#^.^#)
☆『ザ・シークレット』(ロンダ・バーン著、2007、角川書店)

2013年3月19日火曜日

ロバート・キャパ : ふたつの魂

《ロバート・キャパ、セゴビア戦線》
ゲルダ・タロー撮影(1937年)
先日、伝説の写真家ともいわれるロバート・キャパ展に行ってきました。
戦場カメラマンとして有名なキャパですが、今回は初めてキャパの新事実を知りました。

それは、キャパは1人ではなくて2人だったということ。。。

キャパの本名はアンドレ・フリードマン(1913-1954)。
フランスのパリで、同じユダヤ人の女性写真家ゲルタ・ポホリレ(1910-1937)と運命的な出会いをします。

二人は公私ともにパートナーとして活動を始めますが、なかなか売れません。
そこで、考えたのが「ロバート・キャパ」という架空の写真家を演じること。

設定は “裕福で魅力的なアメリカ人紳士” 。
当時のアメリカは文化の最先端を行く国。写真も高く売れると思ったのです。
(キャパという名は『素晴らしき哉、人生!』で有名な映画監督、フランク・キャプラからとったという説あり。アンドレは映画の世界に憧れていました)

「ロバート・キャパ」という名前にしたところ、仕事が増え始め、二人の写真は以前の三倍もの値段に!
そして、戦場という舞台に「キャパ」を導いたのもゲルダだったといわれています。

そのうちにゲルダも「ゲルダ・タロー」という名で自立。
(当時、パリで親交のあった岡本太郎さんにちなんで)
ところが、ゲルダはスペイン内戦の取材中、26才で帰らぬ人となります。
戦場で命を落とした初めての女性カメラマンでした。

二人が出会ってからたった3年(; ;)
その深い悲しみからアンドレは何週間もひきこもり、写真家さえ辞めようと考えます。
しかし、その後は再び激戦地へと向かい、より果敢にシャッターを切り続けました。
こうして、ゲルダのプロデュースした「キャパ」は世界で最も有名な写真家の一人になったのです。

宝塚の舞台『ロバート・キャパ 魂の記録』を作った原田 諒さんは、ゲルダの死によって「ゲルダの魂がアンドレに吸収され、2人はひとつになった」といいます。

《カフェ・ドゥ・ドームのテラスにいるゲルダ・タローと
ロバート・キャパ、パリ》フレッド・スタイン撮影(1936年)
私は写真の技術的なことはまったく分かりませんが、キャパの作品は戦場写真でありながら、なぜかあたたかく感じる部分があります。
『北風と太陽』に例えるとするならば、“太陽”のよう☀

時おり見せる兵士の笑顔。市民のありのままの姿。

私達の心をあったかくすることで、戦争の悲しみがいっそう伝わってきます。
きっとキャパの中にはいつもゲルダがいて、“ふたつの魂”から生まれる愛が写真に表れ出るのだと思いました(*^_^*)♡

《アメリカ軍兵士と彼の部隊が「養子」にした戦争孤児たち、ロンドン》
ロバート・キャパ撮影 (1943年)
(写真など…NHK Eテレ「日曜美術館 『二人の“キャパ”』」2013.3.3より)

~宝塚バウ・ミュージカル 『ロバート・キャパ 魂の記録』 第2幕9場~
「ゲルダ、いつかきっと俺は失業するよ」
「失業?」
「ああ。この世からすべての戦争が終わること―戦場カメラマンとしての失業だ。そうしたら結婚しよう。二人でパリに小さな写真館を開くんだ。そして、子どもたちの笑顔を沢山撮ろう」
横浜美術館 「ロバート・キャパ ジャーナル 2」  2013.2.22
原田 諒「生きた 愛した 戦った ―宝塚歌劇のロバート・キャパ―」 


2013年3月11日月曜日

メタセコイアの四季

以前にも書きましたが、なぜかとっても“木”に惹かれます♡
特に気になる木は“メタセコイア”
クリスマスツリーのような、てっぺんがとんがった木です△(*^_^*)

このメタセコイア、日本では「アケボノスギ(曙杉)」といわれるスギ科の木だそう。
(やっぱりこの木もスギ花粉を飛ばしているのでしょうか…?!(^_^;))

一方、クリスマスツリーで有名なモミの木はマツ科らしいので、この2つ、似てはいるけれど仲間ではないみたい。

メタセコイアは落葉樹のため、季節によってガラリと姿を変えます。
その変化を見るのもまた楽しい♪

実は、去年の春から時々カメラにおさめてきました(*^^)v
以前のブログでは春の写真だけだったので、今回は四季の移り変わりをどうぞお楽しみください(^o^)丿

    
    2012.4.18                            2012.5.16
    
           2012.10.5                           2012.12.6  
     
          2012.12.16                  2013.2.21

こうやって見てみると、4~5月と12~1月頃の変化が大きいのですね。私も初めて知りました。

そして、これがメタセコイアの実。
木の下にたくさん落ちていたので拾ってきました。
通りがかりの人は私が何を一生懸命拾っているのか不思議(不審?!)に思ったことでしょうが、これがバラの花にも似ていてかわいいのです(#^.^#)


http://www.frankincense.co.jp/shop/home_accessories/index.html
あるお店では、こんな素敵な手作りリースも販売しています。
自然が少ないところに住んでいると、こういう実をひとつ、ちょっと手に取るだけでホッとしたりします。


テレビで時々お見かけする精神科医の名越先生の本に、「怒りを消して心をリセットする」良い方法として「木に抱きつく」と書いてありました(それこそ、不審に思われないように…)。
(名越康文 『自分を支える心の技法―対人関係を変える9つのレッスン』)

やっぱり人間にとって自然は無くてはならないもの、同じ生きものなんだなぁと感じます。
そして、私もどうにかしてこのメタセコイアに抱きつこうと、そっと機会をうかがっています♡


2013年2月26日火曜日

トイレの日野原様!?

去年、ブログで「トイレの龍馬様」(日めくりカレンダー)のことを書きましたが、最近我が家のトイレには「トイレの日野原様」がおります♪

“日野原様”とは現在101才の日野原重明先生(聖路加国際病院理事長)。
今も病院の緩和ケア病棟(ホスピス)にいる患者さんをボランティアで診られています。

そして、日野原先生の言葉を31日分集めて日めくり(通年用)にしたものが「トイレの日野原様」。(…と勝手に命名(*^^)v)

別にトイレ専用という訳ではないのですが、4~5年前にあいだみつをさんの日めくりを買って以来、リピートしてトイレに置くようになりました。

365日でなく31日分というのがミソで、一回読んで忘れてしまっても月が替わる度に同じ言葉を同じ日付に見ることになります。
そうして毎日一語見ているわけですが、まったくの素通りの時もあれば、今日はやけに心に響く…おぉ、そういう意味だったのか!という時もあります。

今日とっても気になったのがこの言葉。

大きな願望よりも 
小さくても日々のものごとの
達成感を大切に

(毛筆の書は日野原先生、イラストは茅野玲子さんという方)

他にも、

「創(はじ)めることさえ忘れなければ 人はいつまでも若さが保てます」

「人は不幸に敏感で 幸せに鈍感なことを 平素から心得ておきましょう」

「子どもは親が育て 成人は社会が育てる そして老人になると自分が自分を育てる」

「家族とは寄せ集めのメンバーでなく 育みそだてていくものです」

「蒼穹に大きな理想の円を描き その円の弧の一つになりましょう」

「あなたの中の見えない才能が あなたのからだの中で花開くときを待っています」

「小さな愛の行いは あなたの宝として からだの内に積まれます」

「見えるものよりも 見えないものの中に真があるのです」

「よき友との出会いが あなたを成長させます」

「生き方のモデルに接し、そのモデルに学びましょう」

「鳥は飛び方を変えることはできない しかし人間はいつからでも生き方を変えられる」

「身体のどこかに不具があっても 朝目覚めた時に感じるさわやかさは それが健康のしるしです」

「耐えることで あなたには人の苦しみを感じとれる感性が生れてきます」

「やろうと思うだけではやらないことと同じです 行動こそが勝負です」

「死が何であるかを子どもに伝えるのも 齢を重ねた先輩の役目です」

「変えられないと英知が教えるものには忍耐を 変えられると天が告げるものには勇気を」

などなど。
~「新老人の会」オリジナル日めくりカレンダー「今日をよく生きるために」より~

書かれた言葉というのは、時を越えて私たちの心にそっと入り込み、その時々の自分がどんなことを感じているのか、気付かせてくれます。
だから、同じ言葉でもその時によって印象が変わるし、さらに違う人が読めば、また全く違ったメッセージとなる。
そこに言葉の魅力を感じます(*^_^*)

この「トイレの日野原様」の言葉も、いつか、数年後、何十年後、何百年後?、必要な人のところに届くといいなぁと思っています✉

☆日野原先生の言葉は「新老人の会」のメルマガ(無料)でも読めるそうです。
(※「新老人の会」とは、「よく生きる」ことを追求してきた日野原先生がシニア世代の新しい生き方を提唱して2000年に創設した会)
http://www.shinrojin.com/ より「メルマガ」ご参照

2013年2月12日火曜日

蒼山日菜さんの切り絵 ✂

最近、気になっている女性。。。切り絵作家蒼山日菜(あおやまひな)さん。
昨年テレビで蒼山さんの切り絵を見た瞬間、すっかり魅了されてしまいました❤



まるでペンで描いた絵のように見えますが、なんと切り絵!
細かい部分もすべてハサミ✂で切られています。

蒼山さんの切り絵はレースのように見えることから「レース切り絵」と呼ばれているそう。

2012年11月9日公開の映画「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」のポスターのロゴも蒼山さんのデザイン。 ↓

こちらはカンヌ国際展覧会で2年連続金賞を受賞した一作品。↓
                    
よく見ると文字になっています!

蒼山さんは20代でフランス人男性とご結婚し、スイス国境にほど近いフランスのフェルネ・ボルテールという町へ。
その後、一児の母になったものの離婚。
異国の小さな町で母子ともにひどい人種差別を受けました。

さらに子宮に悪性腫瘍が見つかり、半年に4回もの手術。
一時は生死をさまよい、うつ状態にもなった蒼山さんを救ったのが切り絵だったといいます。

もともと近隣のスイスでは切り絵作りがさかんで、素朴でのどかな作風が親しまれていました。

小さい頃から絵が得意だった蒼山さん、次第に「レース切り絵」という独自のスタイルを確立していきます。
そして、始めて5年後~は数々の賞に輝くようになり、切り絵世界の頂点へ!

昨年秋に京都の高台寺で行われた個展ではこんな作品も出展。

 ←右側から縦に「諸行無常…」で始まる文章が!
 
 


切り絵のおかげで「夢」を持てた。そんな思いを込め、毛筆で書いた「夢」を切り絵に…↓ 

「出来上がるの楽しみだね」と、いつも言ってくれる息子さん。
それが何よりも嬉しくて、今ではそんな息子さんのために切り絵をしているとか♡
蒼山さんにとって“子供”と“切り絵”は神様さまからの贈り物だそうです(#^.^#)

(日テレ「未来シアター」2012.11.30 & NHK Eテレ「グラン・ジュテ」2012.12.22より)

これまでの苦難はすべて息子さんと切り絵に出会うためのものだったんですね。
苦難を経験した人、そしてその人が紡ぎ出すものには輝きを感じます✧
私と同い年の日菜さん、これからも素敵な作品を楽しみにしています(^_^)/

✂蒼山日菜さんのHP 

2013年2月1日金曜日

“Happiness is a Journey”

前回ご紹介したアルフレッド・D・スーザ神父Father Alfred D'Souza)さん。

「困難こそが人生である…」という彼の言葉に影響を受け、今度はクリスタル・ボイドCrystal Boyd)さんという女性が"Happiness is a Journey"という美しい文章を綴っています✎

説明はさておき、まずはご紹介しますね。

*  *  *  *  *  *  *
将来は結婚し、子ども持つ。そんな人生なら素晴らしいと思う人がいます。けれど、子どもを持てば幼い我が子にもどかしさを感じ、成長すれば今より楽になるだろうと期待します。そして、子どもが10代になると今度は手を焼くようになり、将来、子どもから手が離れれたらきっと幸せになれるはず、と思うものです。

夫や妻が協力的で、人よりもいい車を持ち、定年後には二人で旅行を楽しむ。そんな人生なら完璧だと言う人がいます。

本当のところ、今この瞬間より幸せな時などありません。今幸せでなければ一体いつ幸せを感じるのでしょうか?

私たちの人生は試練の連続です。まずはそのことを自覚し、とにかく自分は幸せなんだと信じることです。

私が好きなアルフレッド・D・スーザのこんな言葉があります。

「ずいぶん長い間、人生、すなわち“本当の人生”とはこれから始まるものだと思っていた。ところが、行く手にはいつも様々な困難が立ちはだかった。先に片付けなければならない用事があったり、仕事が残っていたり、当分何かに時間を取られそうだったり、返すべき借金があったり。そういうものが済んでから自分の人生は始まるのだと思っていた。しかし、私はようやく気付いた。こういった困難そのものが私の人生だったのである」

この言葉は私に「幸せ行きの道などない」ということを教えてくれました。なぜなら「幸せとはまさに道のりそのもの」だったからです。だから、今ある一瞬一瞬を大切にしなさい。そして人生を共有できる程に特別な人がいるのなら、なおのことその時を大切にしなさい。時は誰をも待ってくれないということを忘れずに。

だから、学校を卒業するまで、学校に復学するまで、10ポンド痩せるまで、10ポンド太るまで、子どもができるまで、子どもが巣立つまで、仕事を始めるまで、退職するまで、結婚するまで、離婚するまで、金曜日の夜まで、日曜日の朝まで、新しい車や家を買うまで、車や家のローンが終わるまで、春まで、夏まで、秋まで、冬まで、生活保護に頼らなくなるまで、1日まで、15日まで、お気に入りの音楽がかかるまで、お酒を一杯飲むまで、酔いから覚めるまで、死ぬまで、生まれ変わって今この瞬間より幸せな時などないと分かるまでだなんて、待つのはやめてしまいなさい。

幸せとは旅そのものであり、目的地ではない。 

1997年、クリスタル・ボイド          
http://ayaf.blog45.fc2.com/blog-entry-274.htmlより引用改訳)

~ ~ original text (原文) ~ ~

We convince ourselves that life will be better after we get married, have a baby, then another. Then we're frustrated that the kids aren't old enough and we'll be more content when they are. After that, we're frustrated that we have teenagers to deal with. We'll certainly be happy when they're out of that stage.

We tell ourselves that our life will be complete when our spouse gets his or her act together, when we get a nicer car, are able to go on a nice vacation, when we retire.

The truth is, there's no better time to be happy than right now. If not now, when?

Your life will always be filled with challenges. It's best to admit this to yourself and decide to be happy anyway.

One of my favorite quotes comes from Alfred D. Souza. He said, "For a long time it had seemed to me that life was about to begin - real life. But there was always some obstacle in the way, something to be gotten through first, some unfinished business, time still to be served, or a debt to be paid. Then life would begin. At last it dawned on me that these obstacles were my life."

This perspective has helped me to see that there is no way to happiness. Happiness is the way. So, treasure every moment that you have and treasure it more because you shared it with someone special, special enough to spend your time with...and remember that time waits for no one.

So, stop waiting until you finish school, until you go back to school, until you lose ten pounds, until you gain ten pounds, until you have kids, until your kids leave the house, until you start work, until you retire, until you get married, until you get divorced, until Friday night, until Sunday morning, until you get a new car or home, until your car or home is paid off, until spring, until summer, until fall, until winter, until you're off welfare, until the first or fifteenth, until your song comes on, until you've had a drink, until you've sobered up, until you die, until you're born again to decide that there is no better time than right now to be happy.

Happiness is a journey, not a destination.

Copyright © 1997 Crystal Boyd       
(※http://www.happinessisajourney.com/
*  *  *  *  *  *  *


クリスタル・ボイドさんの上のHP(※)によると、この文章は1997年、クリスタルさんが人生のどん底にいた頃、何人かの友人にメールで送ったのがきっかけだっだそうです。

その後、転送に転送を重ねながら世界中に広まり、何百万という人々の心を捉えました。
多くの聖職者が説教で唱え、自己啓発本に掲載され、結婚式や葬儀のスピーチなどでも使われました。

そして2000年には、"Midnight Muse"(by Crystal Boyd)という本として出版されました。
この本には"Happiness is a journey, not a destination."という最後の一節のすぐ後に前回のブログでご紹介した詩の一部も載っているようです。

Thought for the day : 
(今日のことば:)
Work like you don’t need money,
(働け、金が必要でないかのように)
Love like you’ve never been hurt,      
(恋せよ、傷ついたことがないように)
And dance like no one’s watching.        
(踊れ、誰も見ていないかのように)

Please note that the Thought for the day is not part of Crystal’s poem, but from an old Irish Proverb.
(※「今日のことば」は著者クリスタルの詩ではなく、古いアイルランドのことわざです)

この詩がスーザ神父の言葉として広まったのは、もしかしたらこのクリスタルさんのご本(Midnight Muse)が所以なのかもしれません。

ところで、私もずっと「子供がいる人生なら…」と思っていた一人です。
でもそう思うのは自分の“真の人生”から現実逃避していたのかも…
今、自分がやらなければいけないことから目をそらしていたのかも…
と最近思うようになりました。

“幸せの手段”にされていたなんて架空の子供も可哀想ですよね…
それに“幸せ”は人それぞれ違うような気もします。
だから架空のものに頼らず、自分自身の人生を生きよう。
…といっても大げさなことでなく、今、目の前にあることをやろう。
好きなこと、夢中になれることをやろうと思います(*^^)v

幸せへの一番の近道は、「無いものではなく、今あるものに感謝すること」なのかもしれません。
人生の「旅そのもの」を楽しみましょう♪ 

2013年1月20日日曜日

「…生きよ、今日が最後の日のように」

韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」(最終16話)に出てきた詩です。
踊れ、誰も見ていないかのように
恋せよ、傷ついたことがないように
歌え、誰も聴いていないかのように
働け、金が必要でないかのように
生きよ、今日が最後の日のように

アルフレッド・D・スーザ
このドラマは、自分に自信を持てないでいるパティシエのキム・サムスンが、様々な経験をしながら成長していく心温まる恋愛コメディです

「食事を共にすることは互いの魂を通わせること」

サムスンがパリ留学中にメモしたこの言葉の通り、あたたかな食を背景に、人は見かけでも名前でもない、心であることをを伝える作品。
素晴らしい言葉や本、音楽がストーリーにスパイスを加えています

その中でも、サムスンが人生の試練にある時、バス停の広告に書かれた上の「踊れ・・・」の詩を読み涙するシーンはとっても胸にせまりました。

  ( http://hyunbin.blog58.fc2.com/blog-entry-193.html より)
韓国では、日本以上に生活の中に芸術が浸透しているように感じます。
特に「詩」は、
現実離れした空言(そらごと)などではない。この世には詩でしか表現できない痛みや哀しみがある。 (イ・チャンドン映画監督)
一編の良き詩は人生の意味を変えてくれる。心の傷は必ず癒やされる。詩は治癒の力を持っている。 (詩人リュ・シファ)
と言われるように、韓国では身近で特別な想いがあるようです。
 (朝日新聞GLOBE 「詩集が読まれる理由」 http://globe.asahi.com/bestseller/101122/01_01.html

日本でも駅やバス停にこんな詩があったら、もっと人の心は休まり、精神的に豊かになるのではないでしょうか?
(日本では読む詩〈文学〉よりもメロディーに乗せた歌詞〈音楽〉の方が親しみやすいのかもしれませんね♪)

実は、上のバス停広告の詩には『恋せよ、傷ついたことがないように』というタイトルが一番上に書かれています。
これは韓国では若者に人気の詩人リュ・シファ(上に書いた詩人)が、2005年に実際に出版した詩集(※)の題名だそう。
バス停のシーンでは、この本の宣伝広告という設定でした。

(※スーザの上の詩をはじめ、ヒンドゥー教徒の戒め、イヌイット族の歌、中国の漢詩、アメリカインディアンの教え、古代エジプトの詩、ヘルマン・ヘッセ、タゴール、啄木の短歌などを翻訳したヒーリング・ポエム集)

まさにこの詩&タイトルは、「…キム・サムスン」のドラマの内容をそのまま表しているようでピッタリ(*^_^*)
そして、このドラマが韓国で放映されたのも2005年
その宣伝効果もあり、詩集は一時1位を記録する大ベストセラーとなったそうです。
もちろんドラマの方も韓国では最高視聴率50.5%をマーク
(コラボの力って素晴らしい☆)

ところで、上の詩の作者といわれているアルフレッド・D・スーザは、Father Alfred D'Souzaという神父さんだそうですが、詳しい経歴などは不明です。
上の詩ももともと彼の作かどうか…実は諸説あって確かではありません。
(古いアイルランドのことわざだともいわれています)

ただ、スーザ神父は別の有名な言葉を残しているのは事実で、こちらも世界中の多くの人々の琴線に触れているよう♡(↓)

*  *  *  *  *  *  *
For a long time it seemed to me that life was about to begin - real life.
But there was always some obstacle in the way,
something to be gotten through first, some unfinished business,
time still to be served, a debt to be paid.

Then life would begin.
At last it dawned on me that these obstacles were my life.


-- Father Alfred D'Souza

ずいぶん長い間、人生、すなわち“本当の人生”とはこれから始まるものだと思っていた。
ところが、行く手にはいつも様々な困難が立ちはだかった。
先に片付けなければならない用事があったり、仕事が残っていたり、当分何かに時間を取られそうだったり、返すべき借金があったり。
そういうものが済んでから自分の人生は始まるのだと思っていた。
しかし、私はようやく気付いた。こういった困難そのものが私の人生だったのである。

-- アルフレッド・D・スーザ神父
*  *  *  *  *  *  *

作者が誰であれ、素晴らしい言葉というのはそれをキャッチする人によって広く伝わっていくものなのですね。
次回もスーザ神父のこの言葉にちなんだものをお伝えしたいと思います(^_^)/


2013年1月7日月曜日

持ってみる (^^♪

あけましておめでとうございます。
あっという間に2013年ももう7日が過ぎてしまいました(^_^;)  早いですね…

新年といえば、New Year's resolutions…新年の誓い☆
作家の角田光代(かくたみつよ)さんが新年の「抱負」について書いた興味深い記事があったので、ここにご紹介したいと思います。

* * * * * * *
もう二十年以上、毎年毎年、元旦には抱負を書いている。大げさなことではなく、ただの紙に筆ペンで書きつけるのである。

二十年以上続けてわかったことがある。抱負は、その年内にはめったに実現しないが、何年かのちに、かなりの確率でその通りになる、ということ。
たんなる希望的観測みたいだけれど、よく考えれば、それは至極当然のことである。
抱負は、神仏にお願いするのではなく、自分自身に発破をかけるもの。
「ばりばり仕事をする」という抱負にすれば、その人の意識はぐっと仕事に傾く。
仕事が増えても苦にならないはずだ。
その年内にさほど変化はないだろうけれど、意識が変われば二年後、三年後、おのずと状況は変わってくる。

二十代のとき、出す本出す本みな売れず、重版がかかるっていったいどんな気持ちなのだろう、私にもその言葉を聞く日がくるだろうか、と思いつつ、元旦に「重版する」と抱負を書いた。
ちょっと無謀な抱負だったかもという不安もあった。
だって、私がどうこうして重版が決まるのではない、多くの人が読んでくれて、重版となる。
自分の決意や意思でどうにもできるものではない。

ところが、かなったのである。
それから七年後、はじめて自分の本が重版した。
私は七年前に書きつけた筆ペンの文字を思い出した。
これも嘘みたいに思う人もいるだろうけれど、今思えば、不思議な現象でもない。
「多くの人に読まれるような小説を書きたい」と願って書くものと、「少なくていいからわかってくれる人だけに読んでほしい」と思って書く小説とは、おのずと変わってくる。どちらも、その願いや思いを反映されたものになる。
もちろん、本の売れ行きには運も関係するけれど、七年間、私は自分の書くものについてずっと思い悩み、試行錯誤を続けていた。
だからはじめての重版が運のみだとは思わず、あの抱負を思い出したのである。 … 

~FANCL 「ESPOIR」 Vol.118, 2013年1月号, 角田光代 連載エッセイ 
“恋する”時間  第十回テーマ「抱負と恋愛」より~
* * * * * * *

私は日頃から計画を立てるのが苦手なので、新年の抱負にしても角田さんのように書いてみたことなど一度もないのですが、、、(^_^;)
今年は「少なくていいから…」ではなく「多くの人に…」と願いながら文章を書く!
まずはこのブログから始めてみようかと、今思い立った次第ですφ(.  .)

そして、抱負も大事だけれど、やはり「思い悩み、試行錯誤を続ける」時間も同じくらい大切なのですね。
無駄に時間を送っているように思えて実はその苦労と努力の時間こそ、将来花を咲かせるための貴重な肥料となる✿

ちなみに、「抱負」の「負」は「負ける」という意味でなく、「負う=持つ」という意味だそうです。
だから「抱負」は「抱え持つ」ということ。

まずは何でもいいから心に「持ってみる」のがいいのかもしれませんね(^_-)-☆
本年もよろしくお願いいたします(^_^)/