2015年12月13日日曜日

近くにあり過ぎると…

最近感じること。
いつも近くにあるものって当たり前になってしまい、つい感謝することを忘れてしまう。

例えば、家族。
一緒にいることが当然で、もっとこうなって欲しいと他の家と比べてしまったり…

例えば、仕事。
どんなに好条件な職場にいても、どうしてこんなに忙しいの? こんな大変な思いをしなければいけないの? と思ってしまったり…

あまりにも一点だけを見ていると、なんで? なんで? と自分の不満はとどまることを知らず、まるで自分が被害者のように感じてしまうことも(>_<)

こうなると感謝どころではなく、負のスパイラルに巻き込まれてしまいます…反省(+o+)
近くにあり過ぎると見えるものも見えない
「靴屋の主人は 家族をいつも 裸足で歩かせる」
そうゆうことかな
これは斉藤和義さんの歌(「決断の日」)の歌詞ですが、どんなに素晴らしい靴屋でも自分の家族に靴を履かせてあげること(=簡単だけど大切なこと)を忘れてしまっている時があります。

誰かがいてくれるだけで幸せ。
誰かのために何か出来ることが幸せ。
住む家があるだけで、
空気や水や食料があるだけで幸せ。

何よりもここに生きていることが幸せ♡

と思えるようになれたらいいですよね(^^♪

今年もあとわずか。
近くにあり過ぎて見えていなかったものに感謝してみませんか?

2015年11月12日木曜日

ウッドベース 憧れのB…と(*^^*)♪

ウッドベースを習い始めてから4ヶ月。

初めは楽器に触るのも恐る恐るだったのですが、少しずつ慣れてきました~(^^♪


そして、ついに憧れのあのビートルズとセッション!

嬉しすぎますヽ(^o^)丿

まさか私の人生で大好きなビートルズと音楽を奏でられる日が来るなんて(#^.^#)


でも、なかなか完璧には弾けないのが現実…

最後も気を抜いてしまい、悔しい限りですが(>_<)


Yesterday~♫
http://twitsound.jp/musics/tsHLvxftt


よかったらお聴きください(^_^)/~
(※「マークか「♪PLAY」をクリック ~2016.2.5まで~)

低音聴こえるかな?!

2015年10月12日月曜日

「火花」❊

又吉さんの『火花』を読みました(^_^)/

この作品の中で、主人公の徳永は10年間活動してきた芸人を辞めることに決めます。
そして、最後の舞台を終えた時の心情がこう描かれています。
必要がないことを長い時間をかけてやり続けることは怖いだろう?
一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。
無駄なことを排除するということは、危険を回避するということだ。
臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。
それがわかっただけでもよかった。
この長い月日をかけた無謀な挑戦によって、僕は自分の人生を得たのだと思う。
私たちの人生はよく演劇に例えられます。
自分が主役で、周りの家族や友人、出会う人すべてが同じ舞台上の出演者。
どんなストーリーになるかは自分次第。

だから、私たちもこの主人公の徳永と同じように感じて生きていると思うのです。

必要がないことを、しかも長い時間をかけてやり続けるのは怖い。
結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖い!
なるべくリスクは避けたい!!

仕事でも、趣味でも、家庭でも、勉強でも…

でも、この「長い月日をかけた無謀な挑戦」が誰にとっても大事なことなのかもしれません。
それをやってみた人にだけ、本当に理解できることがあるのかもしれない。
そうすることで、私たちは自分の人生を得られるのかもしれない…と思いました☆


2015年10月3日土曜日

ホスピタル・クラウン✚

みなさんは「ホスピタル・クラウン」をご存知ですか?

「クラウン」とは、サーカスに出てくる「ピエロ(道化師)」のこと。

そのクラウンさんが定期的に病院を訪問し、闘病中の子ども達の心を“笑い”で癒すという活動をしています。
これを「ホスピタル・クラウン」というそう(^◇^)

クラウンさんは病気の子ども達だけでなく、そのご家族や病院全体にまで温かな空気と笑顔を届ける役目をしています♪

アメリカではこの「ホスピタル・クラウン」が当たり前になっているようですが、日本ではまだまだ十分に普及されていません(>_<)


先日、自らクラウンさんとして10年前に日本ホスピタル・クラウン協会を立ち上げた理事長(大棟おおむねさん)の講演を聞く機会がありました。

「せっかく親からもらった健康な身体。その身体を使ってこれから自分はもっともっと苦労していくつもりです!!そうでないと逆に親に申し訳ない!」

と力強くおっしゃっていました。

そう、私たちは健康な身体があるのにもかかわらず、日常の些細な苦労ともいえない出来事に気を取られ、不満を感じるばかり・・・そんな自分が恥ずかしくなりました。

大棟理事長さんはじめ、この協会をサポートする周りの方々の純粋で真っ直ぐな心根を感じ、このホスピタル・クラウン活動は必ず広がっていく!と確信した1日でした(^o^)丿

上の写真のクラウンさんが大棟さんです♪

2015年9月8日火曜日

「ナクスコトデシカ」~GAKUさん♫

先月、GAKU-MCさんの弾き語りライプ(@カフェ)に行ってきました(^^♪

GAKUさんは1990年代、EAST END×YURI(イーストエンド プラス ユリ)というユニットで「DA.YO.NE」を歌っていたラッパーです。

ラップといってもGAKUさんの歌は言葉があったかくて、音楽も親しみやすく、何より気持ちが前向きになります!!

GAKUさん自身、“ラップで世界をプラスの方向に!”を合い言葉に多方面で活躍されています♫

どの歌も共感できるのですが、「ナクスコトデシカ」は今回のライブでもジーンと胸にせまりました(*^_^*)
アコースティックギターの音色とラップが見事にマッチして言葉が染み込みます~☆

GAKU-MC / ナクスコトデシカ   ~RaplusEntertainment~

2015年8月17日月曜日

心の剣。。。「バケモノの子」

アニメ映画、「バケモノの子」を観ました(^o^)丿


不器用な師匠(育ての父…熊のバケモノ)と弟子(人間の男の子)は、ぶつかり合いながらお互いに成長していきます。

人間は誰しも心にを持っている。
でも、その心に(自分が信じるものや大切な人の存在)を持てば、どんなに険しい人生も切り拓いていける。
そして、その心の剣はいつも私たちを温かく見守っていてくれている…

そんなお話です。

この映画を作った細田守監督は、「人生は捨てたもんじゃない」という希望をいつも作品に込めようとしているそうです。
テレビ番組でのコメントが印象的でした。
映画ってさ、思うんだけどさ、イエーって感じで人生謳歌してる人のものじゃないと思うんだよね。
何ていうか、むしろ、くすぶっている人のためのものだと思うんだよね。自分も含めてさ。
世の中「もっと面白いよ」とかさ、これから生きていると「なんかいいことあるかもよ」とかさ、「体験するに値するようなことがあるよ」ってことを言いたいっていう…
…「人生は幸せなものかもしれない」ってことをさ、大声で言っているようなもんなんだよ。
幸せだなと思う瞬間が、こういうのを続けてれば来るんだよ。ていうか、来ると信じてるんだよ。 

~NHK プロフェッショナル 仕事の流儀「希望を灯す、魂の映画 アニメーション映画監督・細田守」(2015.8.3)より~

この映画の最後に流れる主題歌がミスチルの「Starting Over」♫
この歌はミスチルにとっても大切な歌のようですが、映画の内容にも合っていて良かったです☆

2015年8月6日木曜日

「ザ・パワー」❤

以前、『ザ・シークレット』という本を紹介しましたが、その続編『ザ・パワー』がまた素晴らしかったです☆


一言でいえば、愛に満ち溢れている本♡
人生は単純です。あなたの人生には二種類のものがあるだけです。肯定的なものと否定的なものです。生活の様々な分野、つまり、健康、お金、人間関係、仕事、心の持ち方もあなたにとって肯定的か否定的かのいずれかです。 
人生のポジティブで素晴らしいものを得るパワーとはなのです! 
ここでいうとは「家族や友達や大好きな物への愛よりもずっと大きなもの」で、「すべてのポジティブで素晴らしいことの源泉」だそうです。
愛の力は私達には見えませんが、その力はどの自然の力よりも強いのです。愛がなければ人生はありません。
地球上に愛がなければ人類は一人も誕生していないのです。
そして、全ての発明発見創造(飛行機、電気、暖房、照明、家、街、医者、病院、先生、学校、本、絵画、音楽など…)は、人間の心の中にあるから生まれたといいます。
だから私達も自分の中にある“愛(パワー)”を使っているそう。
何か素晴らしい事は体験した時は常に、例外なく、それを愛し、愛のポジティブな力を使ったのです。
ただ、そのポジティブな力を使うかどうかは自分次第。毎日、一瞬一瞬に、その選択を繰り返しています。
つまり。。。この“パワー”を使えば、人生を完全に変えることもできる!ということ。
では、どうやって愛というプラスの力を使うのでしょう…?
引き寄せの法則愛の法則です。
一般的な言い方では、引き寄せの法則を「類は友を呼ぶ」と言います。それを分かり易くいえば、あなたが与えたものがあなたに返ってくるという意味です。
人生で与えたものは、必ずあなたに戻ってきます。 
ポジティブなものを出せば、ポジティブに溢れた人生を受け取ります。
物事はただ単に起きるのではありません。全てはあなたが与えたものに由来して起こるのです。 
私たちの人生の目的とは、たとえ嫌なことがあっても愛することを止めないで、ネガティブな感情を克服すること
一瞬一瞬があなたの人生を変えるチャンスです。それはあなたはいつでも感じ方を変えることができるからです。それ以前にどう感じていたかは関係がありません。
自分が間違いを犯していたと思ってもそれは大丈夫です。 
感じ方さを変えさえすればあなたは違う波動に同調し、即座に引き寄せの法則が働きはじめます。あなたが感じ方を変えさえすれば、過去は消えてしまいます。感じ方を変えた時、あなたの人生は変わります。
そして、特に大事なことは「人生に恋をするほど大好きなものを感じること(愛)」「過去・今・未来に心から感謝をすること(感謝)」「想像力を使って(子どものように)わくわくすること(遊び)」だそうです。
人は愛と共にこの世に生まれてきました。そして愛は人が持てる唯一のものです。
生きている間、前向きな事を選び気分を良く過ごす時はいつも、あなたは自分の愛を与え、愛で世の中を照らしています。
そしてあなたが欲しい物、夢に見たもの、愛するものの全てが、あなたにもたらされることでしょう。

あなたはあなたの中にこの宇宙で最も偉大な力を持っています。そしてその力によって、素晴らしい人生を送ることでしょう!
そのパワー(The Power)はあなたの中にあります。
すべては自分の気持ちと行動次第。
パワー♡♡♡最高!!

☆『ザ・パワー』 (ロンダ・バーン、角川書店、2011年)

2015年7月18日土曜日

ウッドベース♪

前からずっと気になっていた楽器を習い始めました~♫

それは…ウッドベース!
(コントラバスと同じ楽器。弓を使うか使わないかの違い)


低音の音色も好きだし、主旋律を奏でるのではなく陰ながらサポートする…という立ち位置も自分に合ってる気がする♪
何より、木に触れているだけで癒されます(*^_^*)♡

楽器が大きくて家にも置けないため、教室でレンタル。
…ということは、必然的に練習もしなくていいヽ(^o^)丿

もう願ったり、叶ったり!

この前は「Lovin' You」という曲を教えていただき、先生のギターと合わせました♪
それがまた楽し~い!!
まったくの初心者ですが、もっと上手くなるよう楽しみながら弾けたらと思います(^O^)/

2015年6月25日木曜日

ステキ歌詞フレーム♡ Part2

前回に引き続き、職場先輩のご主人さまの作品たち☆
一番下の紫陽花は今の季節にぴったり!!心も和みます(*^_^*)






2015年5月31日日曜日

ステキ歌詞フレーム♡

職場の先輩のご主人さまが趣味で作られているものがコレ☆
歌詞フレーム(^◇^)♬♫♬





きっかけは、大好きなミュージシャン(ミスチル)が出ている音楽番組を見ていたことから…だそうです(^^♪

想像の翼を広げて歌詞に合う絵を描き、フレームに入れてみたら素敵な作品に✧
フレームもご自分でペイントされていて、100均のものとはとても思えない!

日々少しずつ作品を増やし、今やご自宅の壁には30作品くらいは飾ってあるそう(#^.^#)
奥さまの直感?!で周りのお友達にぴったりな作品をプレゼントされているのも素敵☆

大好きなミスチルや絢香さんの歌♪
いつも眺めながら、私もとっても勇気付けられています(*^^)v

ちなみに、一番上が貴重な処女作。
下に行くにつれ最近の作品なのですが、どんどん勢いと自信を増して、自由に羽ばたいていってる感じがしませんか???

いつか何らかの方法で全作品をご紹介できたらいいなと思っています♡

2015年5月18日月曜日

公園ヨガ

昨日は公園ヨガに行ってきました(^◇^)

いつもは公民館の和室で行っている夜のヨガ☆
たまには朝の陽射しを浴びながら、心地よい風、土や草の香り、木の葉のさらさらいう音を肌で感じるっていいものです☀



地面に寝っ転がって空の雲をぼんやり眺める機会なんて、大人になるとなかなかないですよね~
外を駆け回っていた子ども時代の感覚を思い出します。
あの頃は自然にこういう五感をフル活用していたんだなぁ~って、今さら気付いたり(*^_^*)

この広い一つの空の下で、子どもも大人もそれぞれが思い思いに楽しんでいる♫
「公園」ってまさに「公(おおやけ)の園(その)」なんだな~って、これも昨日の発見!!!

こんな平和感を世界中の人とシェアできたらいいですね。
そうそう、「ヨガ」という言葉はもともと「繋がる」という意味だそう♡

「…もしも違う景色見てても 同じこの地球(ほし)の上 必ずどこかで繋がっているはず…♪」

って、ミスチルの歌(「Melody」)の歌詞ですが、今、みなさんはこの同じ空の下&地球の上でどんなことを想っていますか~???(^_^)/~

2015年5月1日金曜日

黒蜥蜴

あっという間に5月。新緑が美しい季節ですね♪

先月、美輪明宏さんの舞台「黒蜥蜴」を観てきました。
江戸川乱歩原作、三島由紀夫脚本。


美輪さんは自ら主演、演出、美術、衣装を担当し、稽古場ではコートの裾の長さ、着物の襟元、登場人物に合った着こなしや所作など、細かなところまで点検するといいます。

内容は、名探偵・明智小五郎と女盗賊・黒蜥蜴の真剣勝負。
追う者と追われる者。
いつしか互いに魅かれてゆき・・・

黒蜥蜴
「心の世界では、あなたが泥棒で私が探偵だった。だって、あなたは私の心を盗んだのだから」

明智小五郎
「本物の宝石はもう死んでしまったのです」

…決して結ばれることのない恋。
けれども、まるで光と影のように心の奥深くぴたりと背中合わせに寄り添い、理解しあえる存在

黒ドレスを着ていた黒蜥蜴は最後に白ドレスをまといます。
その白には「生と死」の意味が込められているそう。
今まで本当の愛を知らなかった明智の心の中で、黒蜥蜴は永遠に生き続けるのでしょう。

「“黒蜥蜴”って、明智小五郎への無償の愛を貫いた女性だと思うんですね。
 プラトニックな関係の中での究極の愛をストップモーションにして焼き付けたんですよ」

と美輪さんがおっしゃるように、最後は大きな愛に包まれた感動的な舞台でした♡

三島由紀夫さんからのラブコールを受け、初主演から約50年。
「私の舞台の中でトップに立つ作品」と自ら評し、ヒットを重ねられてきましたが、三島生誕90年、没後45年の節目でもある今年、体力的な理由から「黒蜥蜴」を卒業なさるそうです☆

美輪さん、おつかれさまでした(^_^)/~
(参考:2015年4月1日 朝日新聞 夕刊)

2015年3月7日土曜日

とことん休む

前回に引き続き、雑誌「暮らしの手帖」編集長である松浦弥太郎さんのエッセイ<Part 2>です。 

前回のブログを読んで下さった方が、早速松浦さんの本を図書館で予約してみたそうで(^^♪
予約待ちで時間がかかりそうだったため、初めて「暮らしの手帖」を買ってみたところ、

「日常のひとコマを大切にするような感じで、読んでいて心地よかった…」

という感想を頂きました~(*^_^*) 嬉しい♡
まさに、この本もそんな内容です♫


落ち込んだとき、僕はとことん落ち込みます。
どん底まで落ちていく気持ちで、一人で引きこもったりします。
外からのあれこれを遮断し、「逃げ場所」に非難の旅をすることすらあります。

泣きたくなることは、たくさんあります。死にたくなることも、たくさんあります。
大人で、父親で、仕事人であっても、それが僕という人間であるし、ほとんどの人はそうでしょう。
だったら、誤魔化すことなんてないのです。

心がふさぎこんでしまったら、自分を休ませてあげましょう。
一週間かもしれないし、十日かもしれない。
重病になったと見なし、自分で自分に正々堂々と休暇を与えるのです。
生きていく最少単位は「自分」なのですから、それを優先して大切にすることは、わがままでも身勝手なふるまいでもありません。

心の病気には薬がありますし、まわりのみんなも気遣ってくれることでしょう。
しかし最後に助けてくれるのは、ほかならぬ自分です。
奈落の底まで落ちてしまったとき、自分以外、手を差し伸べられる存在はないのです。

落ち込んだら、お酒を飲んだり遊びに行ったりして、紛らわしてはいけません。
悲しいとき、涙をこらえてにこにこ笑っていてはいけません。
大人だからってクールな顔で、なんでも我慢してはいけません。

嘆きましょう。悲しみましょう。声をあげて、わんわん泣きましょう。
体がおかしなとき、嘔吐をこらえてもしかたがないのと同じように、たまってしまった苦しみは、思い切って吐き出すのです。

そして涙が枯れる頃、いちばん恐ろしいもの――自分が抱えている闇そのもの――と向き合えば、いつか必ず乗り越えられます。
乗り越えたあとは、不思議と強くなっているものです。

何かいやなことがあって乗り越えられない友だちがいれば、僕はこう言います。
「泣き足りてないんだよ。どこかで我慢しているんじゃない?」
さて、あなたは、最近、ちゃんと泣きました?

○落ち込んだときに逃げ込む場所を確保しておきましょう。一冊の本でも、近くの公園でもいいのです。
○自分を見つめるのはこわいことですが、勇気を出す価値はおおいにあります。

~松浦弥太郎 『暮らしのなかの工夫と発見ノート 今日もていねいに。』 (2008年)~

2015年2月15日日曜日

壊れたときがスタート

雑誌「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎さん。
高校をドロップアウトし、アメリカで放浪後、肉体労働をしながら路上で本を売っていたそう。
現在は書店の経営、文筆業、編集長…と幅広くご活躍されています。

松浦さんの本には共感できる部分がたくさんあったので、2回シリーズでご紹介したいと思います(*^_^*)✎


ラジオでも鞄でも、自転車でも同じです。この世に存在するもので、壊れないものはありません。
「もうさんざん使ったし、新しいものを買ったほうが安あがり」というのが世の流れかもしれません。
それでも僕は、壊れたものを修理して使うほうが好きです。
ものは壊れるという大前提があるから、そこがスタートだと思います。…

人とのつきあいもこれと同じです。
ぶつかり合って摩擦がおき、壊れたりひびが入ったときがスタートだと思っています。

なごやかにしているだけのかかわりなど、浅いものです。
トラブルが生じ、気持ちをむき出しにして傷つけあい、これまでのつきあいが壊れたとき、初めてその人との関係が始まるのです。

人の気持ちはものより壊れやすくて、何回でも壊れます。
そのたびに僕たちは、分かれ道に立つことになります。

いさかいから逃げ出し、この人との関係を捨ててしまおうか。
それとも、ひるむことなく正面から向き合い、懸命に丹念に関係を修繕しようとするのか――。

僕はいつも後者を選びます。
それはものを直すのと同じく、いや、はるかにタフな試練ではあります。
体裁のよい顔をかなぐり捨て、言いにくいことも恥ずかしいことも言葉にし、ときには子どもみたいに泣きながらその人と向き合う。
これは生半可な気持ちではできません。

それでも傷やほころびがていねいに直されたとき、きっと関係は一段と深く、豊かなものになっているはずです。
おだやかで満ちたりた気分が味わえるはずです。

豊かさとは目に見えるものではなく、そこに隠された物語だと思います。…

人とのかかわりも、「あんなこともあったけれど、自分たちは乗り越えてきたな」と思い出せる出来事があればあるほど、豊かになります。
恋人時代から一度も喧嘩をせず連れ添っている夫婦がいたら、なんだかさびしいし、不思議な気がするのは僕だけでしょうか。

ものは経年劣化で磨(す)り減ることもありますが、人とのつきあいの場合、馴れ合いになって摩擦が起きないことのほうが危険です。
壊れることが大前提だと思えば、真正面から相手にぶつかっていくこともできます。
大勢ではなくても、そんな相手が何人かいれば、豊かな人生となるはずです。

~松浦弥太郎 『暮らしのなかの工夫と発見ノート 今日もていねいに。』 (2008年)~

2015年2月3日火曜日

ただ空がひとつ… ♫

最近、ニュースを見る度にこの歌が頭の中で鳴ってます♪♪♪

東方神起 / One and Only One
(LIVE TOUR 2013 ~TIME~ Documentary Film) by avexnetwork

    One and Only One   東方神起 (2013年)

   作詞:Shinjiroh Inoue 
   作曲:Peter Kvint / Jonas Myrin 

   僕らの上にただ空がひとつ
   同じ屋根の住人(スミビト)
   白(シラ)んだ空に鳥が羽ばたき
   永遠の希望を唱ってる

   僕に何が出来るだろう?
   君は何を望むだろう?
   がむしゃらに未来を耕したいよ
   闇には笑顔で光 灯すんだ
   夢見たのは誰?

   争いあった記憶を刻んで
   戻れない途もあるけど
   ここから始まる明日の記録は
   どんな風にも変わるはずさ…きっと

   僕に何が出来るだろう?
   君は何を望むだろう?
   がむしゃらに末来を耕したいよ
   闇には笑顔で光 灯すんだ
   夢見たのは誰?
   忘れたのは何故?

   今 そうさ…
   come on, come on, come on!
   come on, come on, come on!
   答え探しに往くよ
   come on, come on, come on!
   come on, come on, come on!
   もっと 心 見つめてみようよ

   瞳(メ)を見開いて…

   誰だって子供で産まれて
   誰だって愛されるべきで
   認め合う事が出来たなら
   ひとりにひとつの役割があって
   それぞれが寄り添い合って生きていける
   夢見たのは誰?
   忘れたのは何故?
   失くしたのは誰?

   僕らの上にただ空がひとつ
   同じ屋根の住人(スミビト)

2015年1月18日日曜日

物事がうまくいかないとき

あっという間に今年も半月が過ぎてしまいましたが、
みなさま今年もよろしくお願いいたしますヽ(^o^)丿

ところで、人生では人間関係、仕事など…すんなり事が進まない時ってありますよね。
物事がうまくいかないときは、「うまくいかないほうがいい」理由があるそうです。

…ということで、今日はスピリチュアル・カウンセラーの江原さんの本より…✎

物事が行き詰まったとき、あなたならどうしますか?
絶対にしてはいけないのは、ゴリ押しすることです。
無理やり物事を動かそうとしても、いっそうこじれて苦しむだけです。

まず必要なのは、たっぷり休養をとることです。
それも、飲みにいったりするのではなく、ひとりで静寂の中に身をひたしましょう。
昔の人は、茶道や書道をたしなむ中で、静かなひとりの時間を持つことができていました。
これは先人の知恵といえるでしょう。そうやって静かに過ごしながら、自分の心の中を見つめていたのです。

今、行き詰まっている原因は何だろう。自分の行動、周囲への働きかけ、考え方、心のあり方に問題はなかっただろうか。
行き詰まったときはそんなふうに客観的に自分を見つめ直すのが最善の方法です。
そうすれば問題のありかはわかってきます。

少しのんびりかまえてみましょう。
押してもダメなら引いてみること。それでもダメなら「時」を待つことも大切です。
つらいかもしれませんが、少しの間我慢することで、流れが変わる場合が確かにあります。
それを信じて、少し待ってみてください。

まず心を静めて、「何が問題なのでしょうか?」「何かいい方法を教えてください」と、ひたすら念じてみましょう。
「念じる力」をあなどらないでください。念じれば必ず「答え」を受け取ることができるのです。
あなたは守られている存在だと、心から信じてください。

そして、たとえ短時間でも、ひとりきりで静寂の時間を持ち、自分の心を内観してみましょう。
必ず、いろいろな道が見えてきます。

物事が行き詰まるときは、苦しくて、つらいものです。けれど、それは警告であることが多いのです。
苦しさやつらさから目をそらさずに、「メッセージ」を受けとめてください。
そこからあなたが何を学ばなければいけないのか。それを考えてみるのです。

うまくいかないときは、うまくいかないほうがいい理由があるのです。そのことに気づいてください。
決して焦らないでください。いつかはすべて、おさまるべきところへおさまります。

~江原 啓之 『スピリチュアル生活12ヶ月』 (王様文庫、三笠書房、2001年)~