2019年1月20日日曜日

「小さな悟り」②~人と比べない!


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絶対、自分を嫌わない
―そのためには「人と比べない」こと

●自己嫌悪は、いつもここから生まれる
誰しも、自己嫌悪に陥ることはあるでしょう。
そんなときは、どうしてそうなったのかをよく考えてみてください。 
誰かと比べて自分のほうが下だと考えていませんか?
世間の価値観や評価と照らし合わせて、自分はレベルが低いと考えていませんか? 
そんなことは無意味です。
比較さえしなければ、ここに「あるがままの自分」がいるだけ。
何も嫌悪するほどのことではないのです。 
なぜなら、自分を測る“物差し” が元来、万人の価値を決めるほど正確にして絶対的なものではないからです。 
たとえうまくいかないことがあったとしても、それによって自分自身の価値が上がったり、下がったりすることはありません。 
仏教の教えでいうなら「露(ろ)」―過ぐることなく、欠けることなし。
自分という存在はそのまんまの自分なのです。
そもそも自分で自分を嫌って、どうするのですか。
それほどみじめなことはありません。
自分を一番好きになってあげられるのは、自分自身なのですから。
~枡野俊明著『小さな悟り』 より~

2019年1月14日月曜日

「小さな悟り」①~脱世間の平均!

昨年から『小さな悟り』という本を何度も読み返しています(^_^)
著者は『心配事の9割は起こらない』を書いたお寺の住職、枡野俊明(ますのしゅんみょう)さん。

ここ最近、何かと慌ただしく、気持ちに余裕が無かったのですが、だいぶ心が整いました(#^.^#)

心に余裕がある時に冷静に考えられるのは当たり前。

何か問題が起こった時、余裕が無い時にも周りに惑わされず、シンプルに考える!!
2019年はそう心掛けたいです♪


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世間に照らし合わせない
―自分の価値観にしたがって生きる

●「ワンランク上の暮らし」という幻想 
マスコミは連日のように、「世間の平均値」のようなものを発表しています。 
たとえば年代別の年収の平均値や、結婚年齢は平均何歳だとか、マイホームを購入するのは平均何歳、平均貯蓄額はいくら、老後を豊かに暮らすための資金は平均いくら……もう平均だらけです。 
加えて、その平均値をもとに「ワンランク上を目指そう」的な特集記事・特集番組まで組まれています。 
そして「人並み以上」を気にする人たちは、その数字に踊らされて、がんばってしまうところがあります。 
それはいいかえれば、人並み以上に見られることを目標に生きるのと同じです。疲れませんか? 
「私はこういう生き方をしています。それがみなさんの目にどう映るか知りませんが、評価は勝手にどうぞ」でいいではありませんか。 
世間を気にせず、自分の価値観にしたがって自由に生きていけます。 
もともと実体のない世間というものの平均を表した数字に、どれほどの意味もありません。 
自分の感じる豊かさや幸せは、そういった平均値とは無縁なのです。
~枡野俊明著『小さな悟り』 より~