1931〜1990年、インドの宗教家・思想家として、たくさんの講話をされていたそうです。
日本でも、その講話をまとめた本が、いくつか出版されています。
最近読んだのは「Creativity」(創造性)。
「創造性」って芸術家とか、クリエイティブな才能を持った人のものだと思っていたら、誰もが今いる場所で、すぐにでも創造的になれるのだということを発見!!
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創造的であることは、あなたがすること、なすことすべてを愛すること――楽しむこと、それを祝福することだ。
それは誰にも気づかれないかも知れない――床をあなたが掃除していたとしても、誰もあなたを褒めてはくれないだろう。
歴史に残ることでもなく、新聞にあなたの写真や記事を載せてくれるわけでもない。
しかし、そんなことは関係のないことだ。あなたはそれを楽しんだ。価値はそこにあるのだ。
だから、もし、あなたが名声を求めており、有名になれば自分は創造的だと考えるなら――もし、ピカソのように有名になったら、自分は創造的だというように――あなたは大事なものを見失うだろう。
そのとき、あなたは実際には少しも創造的ではない。あなたは政治家だ、あなたは野心家だ。
もし、名声がやってくれば、それはそれで良い。そんなことが起こらなくても、それで良いのだ。そんなことは考えなくても良い。
考えなければならないことは、あなたがしていることをあなたは楽しんでいるかどうかだ。それはあなたの愛の行為なのだ。…
もしあなたが心から微笑むことができれば、そして、誰かの手をとり、微笑むならば、それが創造的な行為、それも偉大な創造的な行為だ。
あなたの心で、誰かを抱擁するだけで、あなたは創造的だ。
誰かを愛のこもったまなざしで見るだけで……愛のまなざしは誰かの全世界を変えることができるのだ。…
人は誰もがこの世界へある特定の運命を持って生まれてくる――何かを満たすために、何かのメッセージを伝えるために、何かの仕事を完成させるためにだ。
あなたは偶然にここに来たのではない――あなたがここにいるのは意味があるからだ。
あなたの背後には目的がある。全体があなたを通して何かを成し遂げようとしているのだ。
~「Creativity」、OSHO著(山川絋矢+山川亜希子訳)より~