2015年10月12日月曜日

「火花」❊

又吉さんの『火花』を読みました(^_^)/

この作品の中で、主人公の徳永は10年間活動してきた芸人を辞めることに決めます。
そして、最後の舞台を終えた時の心情がこう描かれています。
必要がないことを長い時間をかけてやり続けることは怖いだろう?
一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。
無駄なことを排除するということは、危険を回避するということだ。
臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。
それがわかっただけでもよかった。
この長い月日をかけた無謀な挑戦によって、僕は自分の人生を得たのだと思う。
私たちの人生はよく演劇に例えられます。
自分が主役で、周りの家族や友人、出会う人すべてが同じ舞台上の出演者。
どんなストーリーになるかは自分次第。

だから、私たちもこの主人公の徳永と同じように感じて生きていると思うのです。

必要がないことを、しかも長い時間をかけてやり続けるのは怖い。
結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖い!
なるべくリスクは避けたい!!

仕事でも、趣味でも、家庭でも、勉強でも…

でも、この「長い月日をかけた無謀な挑戦」が誰にとっても大事なことなのかもしれません。
それをやってみた人にだけ、本当に理解できることがあるのかもしれない。
そうすることで、私たちは自分の人生を得られるのかもしれない…と思いました☆


2015年10月3日土曜日

ホスピタル・クラウン✚

みなさんは「ホスピタル・クラウン」をご存知ですか?

「クラウン」とは、サーカスに出てくる「ピエロ(道化師)」のこと。

そのクラウンさんが定期的に病院を訪問し、闘病中の子ども達の心を“笑い”で癒すという活動をしています。
これを「ホスピタル・クラウン」というそう(^◇^)

クラウンさんは病気の子ども達だけでなく、そのご家族や病院全体にまで温かな空気と笑顔を届ける役目をしています♪

アメリカではこの「ホスピタル・クラウン」が当たり前になっているようですが、日本ではまだまだ十分に普及されていません(>_<)


先日、自らクラウンさんとして10年前に日本ホスピタル・クラウン協会を立ち上げた理事長(大棟おおむねさん)の講演を聞く機会がありました。

「せっかく親からもらった健康な身体。その身体を使ってこれから自分はもっともっと苦労していくつもりです!!そうでないと逆に親に申し訳ない!」

と力強くおっしゃっていました。

そう、私たちは健康な身体があるのにもかかわらず、日常の些細な苦労ともいえない出来事に気を取られ、不満を感じるばかり・・・そんな自分が恥ずかしくなりました。

大棟理事長さんはじめ、この協会をサポートする周りの方々の純粋で真っ直ぐな心根を感じ、このホスピタル・クラウン活動は必ず広がっていく!と確信した1日でした(^o^)丿

上の写真のクラウンさんが大棟さんです♪