2013年2月12日火曜日

蒼山日菜さんの切り絵 ✂

最近、気になっている女性。。。切り絵作家蒼山日菜(あおやまひな)さん。
昨年テレビで蒼山さんの切り絵を見た瞬間、すっかり魅了されてしまいました❤



まるでペンで描いた絵のように見えますが、なんと切り絵!
細かい部分もすべてハサミ✂で切られています。

蒼山さんの切り絵はレースのように見えることから「レース切り絵」と呼ばれているそう。

2012年11月9日公開の映画「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」のポスターのロゴも蒼山さんのデザイン。 ↓

こちらはカンヌ国際展覧会で2年連続金賞を受賞した一作品。↓
                    
よく見ると文字になっています!

蒼山さんは20代でフランス人男性とご結婚し、スイス国境にほど近いフランスのフェルネ・ボルテールという町へ。
その後、一児の母になったものの離婚。
異国の小さな町で母子ともにひどい人種差別を受けました。

さらに子宮に悪性腫瘍が見つかり、半年に4回もの手術。
一時は生死をさまよい、うつ状態にもなった蒼山さんを救ったのが切り絵だったといいます。

もともと近隣のスイスでは切り絵作りがさかんで、素朴でのどかな作風が親しまれていました。

小さい頃から絵が得意だった蒼山さん、次第に「レース切り絵」という独自のスタイルを確立していきます。
そして、始めて5年後~は数々の賞に輝くようになり、切り絵世界の頂点へ!

昨年秋に京都の高台寺で行われた個展ではこんな作品も出展。

 ←右側から縦に「諸行無常…」で始まる文章が!
 
 


切り絵のおかげで「夢」を持てた。そんな思いを込め、毛筆で書いた「夢」を切り絵に…↓ 

「出来上がるの楽しみだね」と、いつも言ってくれる息子さん。
それが何よりも嬉しくて、今ではそんな息子さんのために切り絵をしているとか♡
蒼山さんにとって“子供”と“切り絵”は神様さまからの贈り物だそうです(#^.^#)

(日テレ「未来シアター」2012.11.30 & NHK Eテレ「グラン・ジュテ」2012.12.22より)

これまでの苦難はすべて息子さんと切り絵に出会うためのものだったんですね。
苦難を経験した人、そしてその人が紡ぎ出すものには輝きを感じます✧
私と同い年の日菜さん、これからも素敵な作品を楽しみにしています(^_^)/

✂蒼山日菜さんのHP 

2 件のコメント:

  1. なんさん
    凄いアートですね。思わず息を呑んで見入ってしまいました。これがハサミ一本でできるとは、、、テクニックの裏から滲み出てくるひなさんの「生き方」に打たれました。私もこれからひなさんの作品をフォローします。教えていただいてありがとうございます!人間の生き方、そこに秘められた可能性って、すごいですね。

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  2. ふかさん、ありがとうございます!
    私も日菜さんの作品と人生に勇気をもらいました。
    その後もたくさんの人がこの記事を見に来てくださっているようで嬉しいです。
    きっと日菜さんの時代が来たのですね☆
    今、これを読んで下さっている方へ・・・ご本人に代わり、心よりありがとうございます(^_^)♡
    (…なんて、ご本人とは全く面識無いのですが…一緒に応援しましょ(^_-)) なん

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